理事長所信
- 第43代理事長 前澤和樹 -

JUST DO IT !

【はじめに】
私はこの一般社団法人南アルプス青年会議所に入会させていただき、今年で8年目になります。入会してから7年間、JCの三信条である、修練・奉仕・友情を通じて成長させていただいたと実感しております。我々は何のために青年会議所に入っているのでしょうか。それは自分たちの住み暮らすこの地域(まち)をより良くする運動をするためです。そして、この運動を通して我々が自己成長することで新たな力を養い、その力を持ってさらに地域(まち)を良くするための運動につなげていきます。誰のため、何のためにこの運動をしているのかを深く理解した上での活動でなければ自己成長にはつながらないでしょう。メンバー一人ひとりが青年会議所運動の意義を正しく理解し、情熱を持ってそれぞれの活動に参加することではじめて自己成長を実現できるのです。そして、一人ひとりが自己成長を遂げることによって地域をより良くするための人財となり、その運動を継続することによってこの地域(まち)を変えるのです。

【会員の資質向上】
ここ数年、これまで南アルプス青年会議所の中枢を担っておられた諸先輩が多く卒業されるとともに、多くの若いメンバーが入ったことにより世代交代が大きく進みました。これは時代に合わせて組織を変化させる良い機会である反面、青年会議所運動に対して理解の深いメンバーが減少していくことによる影響が心配されます。 また、メンバーによって青年会議所活動に対する想いや青年会議所の目的・使命の理解に差があり、それぞれの活動に取り組む意欲に違いが出る一因となっています。そこで、メンバー一人ひとりが青年会議所の目的・使命を今一度理解し、全ての活動に対して責任と誇りを持つことが必要です。そのことが南アルプス青年会議所の一員であることに自信を芽生えさせ、地域をより良くする人財となるのです。我々一人ひとりがJAYCEEとしてのあるべき姿を追求し、自己成長を遂げなければなりません。

【国際的な視野を持った人材の育成】
2027年には東京、名古屋間のリニア中央新幹線の開通が決定しています。日本が観光立国として国をあげて外国人旅行者受け入れを推進していることで、各地で外国人旅行者が増加していいます。また安部政権も外国人労働者の受け入れを拡大する政策を発表し、ますますグローバル化が進んでいることを肌で感じられます。また世界との垣根がなくなっている状況下において、海外の方と交流する機会が増えています。この地域が国際化時代に向けて発展するためには、グローバルな視点を持ち、地域から世界を見据えて活躍できる人財を育成していく必要があります。地域と世界が直接つながることで新たな可能性が生まれ、斬新な発想で地域を活性化させるための力となるのです。これは大人に限ったことではなく、未来を担う子ども達にとっても非常に重要なことです。我々はこの地域に国際交流の機会を創造し、広い視野や感性を身につけるとともに、一人ひとりがこれらの知識と経験を兼ね備えた真の国際人として自己成長することで、このグローバル時代に地域や企業を発展させられる人財となることができるのです。

【組織力強化と会員拡大】
青年会議所に入会することで様々な出会いがあります。この南アルプス青年会議所のメンバーはもちろん、先輩方また山梨県内のメンバーや関東地区・日本・世界など青年会議所のスケールメリットを用いることで多くの人間と繋がることができます。また南アルプス市には魅力の溢れる人材がまだ数多くいるでしょう。そんな方々とも交流の場をつくっていくことで青年会議所内・外との人達と繋がりを持ち積極的に関わっていくことが自己成長の一歩になると考えます。そのためには、大前提として現在在籍しているメンバー同士で磨き合う環境づくりが欠かせません。
また会員の拡大についてですが、会員拡大とは、単に組織を維持するために行う活動ではありません。この地域の発展に貢献できる人財を増やしていくための活動でもあります。我々はこの地域の未来のために志高く行動できる仲間を増やし、より大きな運動を展開していくためにも会員拡大をさらに推進していく必要があります。 そして、会員数が増えることはより多くの会員との出会いの機会となり、多種多様な価値観を持ったメンバー同士がJCという同じ価値感のもと、切磋琢磨することで自己成長の機会も増え、組織としての成長にもつながります。出会いの宝庫と言われる青年会議所であり続けるためにも会員数の減少という現実に向き合い、この課題を解決しなければなりません。

【地域の魅力発信】
高度経済成長期のトレンドとなった都市型ライフスタイル期を経て、2008年のリーマンショック以降、経済低迷期に入った日本に残されたものは、地方都市の過疎化や少子高齢化といった社会問題でした。こういった、地方都市の財務体制の弱体化を強化する1つの施策として実施された平成大合併は、地方都市のアイデンティティをより曖昧なものにしました。また、この頃、中国や東南アジアからの安価な製品が輸入されるようになり、高品質・高価格である地方の特産品は競争性を失い、地場産業は脆弱化、地方の税収が減少するという事態を招きました。 これらの負のサイクルをなんとか巻き返すためにも、地域が独自で持っている、他にはない差別化できる魅力、例えば、特産品や、伝統品、食文化、空間、歴史といったアイデンティティを明確にし、世間にその魅力を認知させることで、企業や住民を地域に呼び戻したり、海外からの観光客を呼び入れ、地域を活性化していくことが重要であると考えます。この南アルプス市には魅力溢れる様々な地域資源が数多くあります。それらの地域資源を我々が南アルプスブランドとして価値を創造し発信していくことが重要であると考えます。

【規律ある組織運営】
青年会議所の事業は綿密に練られた計画によって実行され、結果が生まれます。良い結果が生まれたときそれは「成果」となります。だからこそ毎年毎年、計画書に魂を込め、会議に臨み、それを基に議論を交わして参りました。青年会議所活動のすべての基となる計画書をしっかりと作成し、精査することが会議の質を上げ、延いては実行の質を上げ、成果を生むことになります。また、効果的な予算配分となっているかどうかを精査し、外部資金の導入も視野に入れた財務運営が必要になってきます。また様々な文書がデジタル化されている昨今、我々の活動の財産である資料管理・保存方法を考えていかなければなりません。より効率的で実用的な資料の管理・保存に取り組んで参ります。また広報活動については、地域の皆さんに親しみやすい内容を心掛け、親近感を持っていただく為に情報発信において近年重要視されているインターネットを最大限利用しHP・Facebook等を使って継続的にメンバーが日頃どのようなJC運動を行っているのかを地域に発信します。

【おわりに】
青年会議所としてやらなければならないことがあります。JCIは国連とパートナーシップを結んでおり日本青年会議所ではSDGsの推進を行っています。それに積極的に協力していくとともに、今年度は市長選が予定されており、選挙の際には有権者が政策本位によって投票の判断をしていけるような事業を行ってまいります。
私たちは自分自身の決断により青年会議所に在籍しています。であるならば、青年会議所が自分達に何かを与えてくれるのを待つのではなく、自分達が南アルプス青年会議所の為に何ができるのかを考え、行動しなければならないと思います。青年会議所は40歳を迎えると卒業しますが、限られた時間の中で何事にも積極果敢に挑戦し、成功や失敗を繰り返す中で活きた経験を積むことができると私は考えています。信頼し合える仲間達と真剣に議論を繰り返し、悩みながらも前を向いて進んで行きましょう。 来年は平成最後の年であり、新年号最初の年、そして猪年であります。この新しい時代の幕開けを猪のように前だけを向いて突っ走っていこうと思います。

諸先輩方の熱く壮大な想いを今一度感じとり、「明るい豊かな社会」の実現にむけて、失敗を恐れず、先駆けて行動していくとともに、2019年度が実り多き一年となります様、会員の皆様の絶大なるご支援とご協力をお願い申し上げまして理事長所信とさせていただきます。

基本方針
1.会員の資質向上
2.国際的な視野を持った人材の育成
3.組織力強化と会員拡大
4.地域の魅力発信
5.規律ある組織運営